家具レイアウトのテクニック
最終更新日 2016年09月12日
引越しをしてから悩むのが家具の置き方。毎日過ごす部屋は、快適に過ごせるようにしたい。 そこでインテリアコーディネーターの小島さんに、家具を置くときの基本から気をつけるべきことなどを聞いた。
ラフ・スタイル代表
インテリアコーディネーター
小島真子さん
自営の建設会社の案件をはじめ、フリーランスとして、インテリアコーディネートに携わる。ほかにもセミナー講師や家具販売、コーディネーター業などインテリアを軸に幅広く活動している。
生活動線をシミュレーションして、快適に過ごせるかを検討する
家具は一度配置してしまうと、動かすのはひと苦労。そのため、できれば引越し前に部屋の間取り図に家具を描き込んでみて、生活動線が快適かどうかを確かめておきたいと小島真子さんは話す。
「朝からの行動を鉛筆か何かで何度もなぞってみると分かりやすいです。もしそこで無駄な動作があると分かれば、ムリなく動けるように家具の配置を考え直してください」(小島さん)
何度もシミュレーションして、家具の配置を決めておく。そして、引越し当日に、引越し会社のスタッフの人に家具の配置を描いた図を渡しておけば、ちゃんとその通りに設置してくれるはず。何度も自分で動かす手間も省けて一石二鳥だ。
リラックスする場所は、一番快適な環境に仕上げる
家でくつろぐ場合、あなたはどこで過ごす時間が長いだろうか。ソファ? それともベッド? 家具の配置で注意したいのは、くつろぐ場所ではくつろげるような環境を整えることだと小島さんは指摘する。
「くつろぐ場所は、日差しの強さやエアコンなどの風が直接当たらないかどうかなどをチェックしてください。ベッドルームなら、ゆっくりと眠るために、流水音が気になる浴室やトイレと接した壁面、外気温の影響を受けやすい窓の近くを避けて、家具を配置してください」(小島さん)
特に身体を休める場所は、疲れをとり英気を養うための大切なスペース。もし家具のレイアウトを間違えてしまえば、疲れがとれず、ひいては健康にも影響することもあるかもしれない。それだけ家具の配置というのは重要だということを忘れないでほしい。
空間を分けたいのなら、あえて家具を置くのも○
生活空間を手軽に分けるのなら、ラグを使うのがおすすめ。ラグは使い方次第で、食事や寛ぐスペース、作業をする場所などを区切ることができる便利なアイテムだという。それに家具と違って高さもないため、圧迫感もない。
しかし広い空間を区切りたいのなら、あえて高さのある家具を置く方法もあると小島さんは話す。「広過ぎるスペースですと、人は逆に落ち着いて過ごせません。なので、もし広過ぎると感じれば、家具を置いて、空間を区切るといいでしょう。ただ、家具の高さですが、1.5m以上になると視界を遮るため、圧迫感を感じてしまいます。そのため、空間を区切る場合でも、目線くらいの高さ(1~1.5m)くらいの家具を選んでいただいた方がいいですね」と小島さん。
もし一人暮らしでワンルームで暮らしている人なら、ラグを利用して生活空間を分ける。広いスペースで落ち着かないという人は、家具で空間を仕切るなど、工夫してみるとよいだろう。
掲載: 2013年4月25日
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