引っ越し荷造りテク〈靴編〉
最終更新日 2020年06月23日
引っ越しで靴を型崩れせずに運びたいけれど、荷物はコンパクトにまとめたい……。引っ越し準備をしていて、靴をどう梱包すればよいのか、迷ったことはありませんか? 今回は、意外に知られていない靴の荷造りテクニックについてご紹介します。
■目次
・引っ越しのときに靴を梱包する4つの方法
・失敗しない靴の梱包手順
・種類別! 靴をダンボールに効率よく梱包する方法
引っ越しのときに靴を梱包する4つの方法
引っ越しを荷造りからすべてお任せできるプランで頼む以外は、自分で靴の梱包をしなければいけません。なかにはシューズ専用のケースを用意してくれる引っ越し業者もありますが、基本的には自分で荷造りします。靴の梱包には以下の4つの方法があります。
ダンボール箱を使う方法
靴はダンボールにある程度まとめて入れるというのが、基本的な梱包方法です。コンパクトに大量の靴を梱包でき、たくさん詰めても軽いので大きめのダンボールを用意しても大丈夫です。ダンボールは引っ越し業者にもらえるものを使うといいでしょう。
購入したときの箱を使う方法
靴を買ったときの箱が残っていれば、その中に入れてフタが開かないよう紐で縛るなどすればOKです。靴箱に入れれば他の靴とこすれる心配もないため、汚れや傷が付きにくいというメリットがあります。しかし、すべて箱に入れてしまうと引っ越しの荷物量が増えてしまうというデメリットもあります。
百均のシューズケースを使う方法
購入時の靴箱がないのであれば、百均などで売っているシューズケースを使う方法もあります。ただし100円とはいえ靴の数が多い場合には購入費がかかり、引っ越しが終わったあとにたくさんのシューズケースが残るという問題もあります。
引っ越し業者のシューズケースを使う方法
引っ越し業者のなかには独自のシューズケースやシューズボックスを用意しているところもあります。靴専用の梱包アイテムだけに梱包はとても楽です。
ただし、引っ越し料金に含まれていない場合はオプション扱いになり、別途料金が発生するため、あらかじめ確認をしておきましょう。シューズケースは引っ越し当日にトラックで持ってくるため、引っ越し当日に梱包作業をします。以下の引っ越し業者は独自のシューズケースを用意しています。
・アート引越センター
アート引越センターがオリジナルで開発した「エコ楽ボックス シューズケース」は、8足の靴が収納できます。
・日本通運
日本通運の「シューズボックス」は、自分で組み立てるタイプの梱包アイテムで、近距離の引っ越し限定でレンタルしています。
失敗しない靴の梱包手順
引っ越しで靴を梱包する前の手順を紹介します。靴箱を見ると意外と使っていなかった靴や、汚れている靴があるかもしれないのでこの機会にチェックしましょう。
1. いらない靴は処分する
まずやっておきたいのは「新居にもっていく靴」と「処分する靴」の仕分けです。本当に必要なものなのか判断して、何年も履いていない、今後も履く機会がないという靴があれば引っ越し前に処分しましょう。
2. 靴の汚れを落としておく
ダンボールに梱包する前に靴の汚れをしっかり落としておきましょう。特にトレッキングシューズやスニーカーなどは土汚れが残りやすいので、靴底のチェックも忘れずに。靴は湿気が大敵なので、靴底を洗ったり拭いたりした場合はしっかり水分を乾かしてから詰めるようにしましょう。
3. 靴を仕分けする
靴の汚れを落としたあとは、「色移りの心配がある靴」「普段使いの丈夫な靴」「型崩れしたくない大切な靴」に分けましょう。
引越し数日前に梱包をする場合は、仕事用の靴など引越し当日までに使う予定がある靴もよけて玄関に置いておきましょう。引越し当日はスニーカーなど動きやすい靴がおすすめです。
4. 色移りの心配がある靴は個別にビニールで包む
靴は色移りにも注意が必要で、靴墨を使った革靴の横に白っぽい靴を並べることは厳禁です。汚れ移りが気になるのならばポリエチレンの発泡シートなどでくるんだり、ビニール袋に入れたりするといいでしょう。
5. 普段使いで丈夫な靴はダンボールを使う
ダンボールに梱包するときは、靴を横に寝かした状態で詰めていきます。ポイントは靴底が外側になるよう横に寝かせて、靴の前後を逆にしていくこと。こうするとコンパクトにまとまり、ほかの靴とも底同士が接触するので汚れが付きにくくなります。
女性のヒールは逆で、靴底が内側になるように横に寝かせて入れます。一段詰めたら新聞紙やポリエチレンシートなどを敷いて、二段目も同じように入れていきます。
ダンボールの大きさに合わせて、三段ぐらいまで積み重ねることは可能です。ただし一番下の段は上の靴の重量がかかるので、型崩れしにくいものを詰めるようにしましょう。ダンボールに隙間が残っているときは緩衝材を詰めておきます。
6. 型崩れしたくない大切な靴はシューズケースや購入時の靴箱を使う
型崩れしたくないブーツや、傷付きやすいエナメルやレザー素材の靴など大切な靴を梱包するのであれば、市販のシューズケースや購入時の靴箱、引っ越し業者が用意しているシューズケースを使うのが安心です。
それぞれの靴が独立して収納できるため、型崩れを防ぎ、靴同士がぶつかり合うことがなく汚れや傷が付きにくいからです。
市販のシューズケースはそのまま入れるだけでいいのですが、購入時の靴箱を使う場合はフタが開かないようにする必要があり、いくつかの靴箱を縦に重ねて紐で十字にくくると運ぶときに便利です。靴箱をダンボールに入れる場合は紐でくくらなくても大丈夫です。
種類別! 靴をダンボールに効率よく梱包する方法
靴でも型崩れが心配なときは、中に新聞紙を詰めておくほうが安心です。また、靴を入れたダンボールの上に重い箱が乗ると、全体的に押される可能性があるので、ダンボールには「靴」「下積厳禁」など大きく明記しておきます。ここでは種類別の梱包方法を解説します。
スニーカーや運動靴の場合
靴底が汚れていることも多いスニーカーや運動靴の場合は、汚れを落としてから新聞紙にくるめばOKです。型崩れの心配もないため中に新聞紙を入れなくてもよく、ダンボールの下に入れます。
男性用の革靴の場合
靴墨を使用している革靴では色移りすることもあるため、茶色や白などの靴の隣に詰めるのは避けましょう。梱包するときは新聞紙や発泡シート、ビニール袋にくるみます。型崩れ防止のために中に丸めた新聞紙を入れておくといいでしょう。紳士靴の場合は甲と甲を合わせて、靴底が外側になるように入れるのがポイント。
女性用のパンプスやサンダルの場合
女性用の靴はダンボールの上のほうに入れます。入れ方はヒールのある靴底が内側になるように合わせて入れます。
飾りやストラップがある女性用のパンプスの場合は、中に新聞紙を詰めて、飾りが折れない、潰れないように入れます。ストラップがあるものは内側にしまってから新聞紙やビニール袋でくるみます。
特に注意したいのはエナメル素材のパンプスで、エナメル同士がこすれないように間に緩衝材を入れるといいでしょう。
ブーツの場合
特に注意したいのが高さのあるロングブーツです。ロングブーツは中に新聞紙を詰めたりブーツキーパーを使ったりして型崩れを防止し、できるだけ立てて収納します。折って収納するのは避けましょう。特に長いニーハイブーツでも同じように新聞紙を中に詰めますが、ダンボールの中に立てることができない場合は、ダンボールの一番上に寝かせて梱包します。
引っ越しで靴を運ぶ場合は、梱包方法や靴の種類によってそれぞれ梱包の仕方が違ってきます。自己流でやってしまい大事にしていた靴が傷付いた、型崩れしたといったことにならないように、靴の梱包方法をマスターしましょう。
自分で気遣いをしながら荷造りしておけば、新居でも気持ち良く靴を使えることでしょう。ただし、引っ越し当日に履く靴は詰めないようご注意を!
画像:PIXTA
引越し対応エリアから探す
現住所(現在の住居)の都道府県をクリックしてください。
SUUMO引越し見積もりでは、各都道府県の住みたい街ランキングを確認できます。
いま住んでいる街や住みたい街の情報をチェックして、引越しに役立てよう!
北海道・東北 | |
---|---|
関東 | |
北陸・甲信越 | |
中部 | |
関西 | |
中国 | |
四国 | |
九州・沖縄 |