引っ越し時の不用品処分の方法を種類別に解説。不用品回収や処分ができる引っ越し業者の選び方も紹介|引越し見積もり・比較【SUUMO】

引っ越し時の不用品処分の方法を種類別に解説。不用品回収や処分ができる引っ越し業者の選び方も紹介


最終更新日  2024年08月21日

引っ越し時の不用品処分の方法を種類別に解説。不用品回収や処分ができる引っ越し業者の選び方も紹介

引っ越しの機会に、古くなった家電や大型家具などの不用品処分をしたいと思う方も多いでしょう。タンスやベッドなどの大型家具、冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンなどの家電、そのほかパソコン・本・衣類といったこまごましたものまで、ごみの出し方やリサイクル、買取などの不用品処分の方法を詳しく解説します。

また、引越し会社のなかには、家電や粗大ごみなどの不用品の回収や処分をしてくれる業者もあります。ここでは3社の対応と、不用品回収・処分に関するサービスのある引越し業者の選び方についても紹介しましょう。

■目次
不用品回収してくれる引越し業者はある? 3社の対応を紹介
不用品回収してくれる引越し業者の選び方
引越しで出る粗大ゴミなどを自分で処分する方法
エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の処分方法
パソコンの処分は、パソコンメーカーに回収依頼
カメラ・スマホ・炊飯器など小型家電の処分はリサイクルに
回収に間に合わない粗大ごみや生活ごみは、不用品回収業者に廃棄を依頼
リサイクルショップの不用品買取などその他の不用品処分方法
引越しを決めたら早めに不用品を決め、処分方法を検討しよう

見積もりしたい引越し業者を自由に選んで依頼できる!

  • アート引越センター
  • アーク引越センター
  • ハート引越センター
  • サカイ引越センター
  • アリさんマークの引越社
  • KIZUNA引越センター

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不用品回収してくれる引越し業者はある? 3社の対応を紹介

引越し業者の中には、不用品を回収してくれる業者もあります。とはいえ、業者によって可否は分かれ、回収できるものも異なります。ここでは3社の不用品回収の対応を見ていきましょう。

サカイ引越センター

サカイ引越センターには不用品回収に関する問い合わせが多く寄せられるといいますが、不用品が回収できるかは製品とエリアによるようです。

たとえば、家電製品については、リサイクルが義務付けられている家電4品に該当するエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機(衣類乾燥機を含む)については、有料で引き取ってくれます。不用品の処分は、エリアによって可能とのこと。他、ピアノは同社提携のヤマハピアノサービスにより買取や処分の査定を行っているようです。


日本通運

日本通運では、家電4品の引き取りは行っていません。粗大ゴミおよび生活ゴミも引き取りは不可のため、事前に処分するようにしましょう。


アップル引越センター

アップル引越センターでは、不用品の回収や処分に力を入れているようです。家庭で使用していた家具・家電は、なんでも回収が可能。見積もり・作業代はかかりません。また、買取も可能なため、処分にかかる費用を抑えることもできます。ただし、買取には「大きな傷や汚れがないもの」「購入(使用開始)から5年以内」などの条件があるためご注意ください。


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不用品回収してくれる引越し業者の選び方

引越し業者には、ホームページなどで「不用品回収・処分ができる」と明記する会社のほか、ホームページなどでは「不用品回収などはできない」とする一方、不用品の処分方法を教えてくれたり、不用品回収業者を紹介してくれるなど、個別の相談に応じる会社があります。また、提携リサイクル業者の不用品買取額がアップするといったサービスを設ける会社も少なくありません。

不用品回収・処分ができる引越し業者と契約する最も大きなメリットは、不用品処分の手間が省けることでしょう。一方、不用品が回収・処分ができるとする会社でも、回収・処分できるものに制限があるケースが多いようです。つまり、不用品回収ができるというだけで会社を選ぶと、回収できないものが後から分かって余計に手間がかかる可能性もあるのです。

引越し業者の手を借りて不用品の回収や処分を効率よく行うなら、引越しの見積もり前に、処分したい不用品を決めておくことが大事です。また、不用品回収・処分が可能な業者以外にも幅広く見積もりを依頼して、見積りの際に不用品の処分方法などについて具体的に相談した上で、引越し業者を選ぶことをおすすめします。



引越しを機に不用品を決める際は、以下の記事も参考にしてください。
遠方への引越し。かさばる大型家具や家電は処分したほうがお得?
また、以下の記事では、不用品の回収・買取ができる引越し業者の具体例について紹介しています
引越しのとき、不用品の処分はどうする? 引越し業者の不用品買い取り基準とは

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引越しで出る粗大ゴミなどを自分で処分する方法

自分で処分することが、最も安価に不用品を処分する方法です。ただし、廃棄物ごとに処分方法は異なります。廃棄方法を誤ると、廃棄物処理法違反になってしまうおそれがあるため注意しましょう。

粗大ゴミの処分は自治体への回収依頼がおすすめ

粗大ごみの処分は自治体への回収依頼がおすすめ

自治体で行っている粗大ごみ回収は、大型のごみを広範囲でカバーしています。回収料金は大きさや種類で異なるため、各自治体のホームページなどで確認しておきましょう。回収日までにコンビニなどの取扱店で「粗大ごみ処理券(シール)」を料金分購入します。

多くの自治体では事前予約が必須で、当日回収は受け付けていないことがほとんどです。

また、1回で回収できる個数に制限を設ける自治体もあります。引っ越しシーズンなどの繁忙期には、希望日が通らないこともあるので、捨てる日はだいぶ先でも予約だけは先にしておきましょう。

指定日になったら、粗大ごみに「粗大ごみ処理券(シール)」を貼って、回収場所に出しておきましょう。

無断で出せば不法投棄とみなされ、罰則が科せられます。必ず適正な処分をしてください。そのほか、家電については家電リサイクル法や、地域によっては小型家電リサイクル法が施行されていますから、本記事で捨て方をしっかり確認しておきましょう。

粗大ごみ処分の仕方

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エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の処分方法

「家電4品目」はリサイクル料金が必要(家電リサイクル法)

エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の「家電4品目」と呼ばれるものは、粗大ごみとして出すことはできません。

リサイクル料金を払うことが義務付けられていて、料金は各製造業者で異なりますので、以下のホームページから検索してください。一例として、16型以上の液晶テレビは2970円から、171L以上の冷蔵庫は4730円から(税込み、運搬・搬出は別料金)となっています。

家電リサイクル料金一覧 | RKC 一般財団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター

家電4品目といっても、例えば「冷蔵庫」には、ワインセラーや保冷庫・冷温庫が、「テレビ」にはブラウン管式テレビやラジカセ一体型などが含まれています。判断に迷う家電については下記のホームページで確認をしておきましょう。
また、業務用機器の場合は、家庭で使用されているものであっても家電リサイクル法の対象外です。

製品型名検索| 一般財団法人家電製品協会

新しいものに買い替える場合には、同品目に限り、購入店で引き取ってもらえます。処分のみの場合は、購入した店に引取を依頼するか、各自治体が案内する方法をホームページなどで確認して処分しましょう。

各自治体が提携している中間集積所または指定引取場所へ自分で持ち込むこともできます。

使わなくなった製品をご自分で指定引取場所に持って行く場合 |一般財団法人家電製品協会

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パソコンの処分は、パソコンメーカーに回収依頼

パソコンの処分は、パソコンメーカーに回収依頼

パソコンは、基本的には国の認定を受けたメーカーが、回収からリサイクルまでを担っています。パソコン処分の手続きは簡単で、メーカーのホームページで申し込みをして、後日届くゆうパックの伝票を使って発送すれば完了です。なお、梱包は自分で行います。

「PCリサイクルマーク」が付いているものについては、送料を含めて無料です。

マークの付いていないもの、自作パソコン、日本でサポートしていないメーカー品を処分したい場合には、「一般社団法人パソコン3R推進協会」に問い合わせをしましょう。

一般社団法人 パソコン3R推進協会

パソコン処分の仕方

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カメラ・スマホ・炊飯器など小型家電の処分はリサイクルに

小型家電もリサイクルの対象に!処分方法は4種類

「小型家電リサイクル法」の施行によって、多くの市区町村では、パソコンだけではなく小型家電の回収も行われています。

回収方法は市区町村によって決められていますが、以下の4つの回収方法があります。なお、回収品目であっても最大辺が規定サイズ(自治体によって異なる)を超えるものは粗大ごみとなります。回収品目そのほかの詳細は、各市区町村のホームページで確認してください。

<使用済み小型家電の回収方法>
・ボックス回収
公共施設、家電量販店をはじめとした小売店などに回収ボックスを設置して回収

・ステーション回収
ごみ回収場所で資源回収と合わせて回収

・イベント回収
イベント開催の期間に限定して回収

・ピックアップ回収
排出された不燃ごみなどの中から清掃工場などで選別回収
※認定事業者が家電量販店や宅配便を利用して独自に回収を行っているケースもあります。

出典:使用済み小型家電のリサイクル|政府広報オンライン

小型家電処分の仕方

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回収に間に合わない粗大ごみや生活ごみは、不用品回収業者に廃棄を依頼

回収に間に合わない粗大ごみや生活ごみは、不用品回収業者に廃棄を依頼

捨てそこねた粗大ごみや、大量の不用品や生活ごみについては、民間の不用品回収業者に依頼するのも良い方法です。

不用品回収業者とは

不用品回収業者とは、不用品を回収してくれる専門業者です。回収できるものは業者によって異なりますが、家具や家電、衣類など多岐に渡ります。利用時には、回収・処分にかかる費用を支払います。


不用品回収業者に依頼するメリット・デメリット

不用品回収業者は、廃棄物の搬出から積み込み、運送まで担ってくれます。重たいものやかさばるもの、分別が難しいものもワンストップで回収してくれるため、処分の手間が大きく軽減されるでしょう。

また、不要なものを「一度に処分できる」こともメリットの一つです。ゴミの収集は曜日ごとに排出できる種類が決められており、粗大ゴミにいたっては「年●回」など回収頻度が低い自治体もありますが、不用品回収業者に依頼すれば生活ゴミも粗大ゴミも一気に片付きます。

一方、処分費用がかかる点はデメリットといえるでしょう。自治体のサービスを利用した場合も粗大ゴミの排出などでは費用がかかりますが、不用品回収業者と比較すると安価です。


不用品回収業者に依頼するときの注意点

不用品回収はとても便利なサービスですが、業者選びには注意が必要です。近年では「無料回収」などとうたいながら、実際には高額な料金を請求されたというトラブルが増加しています。

業者を選ぶ際には、「“一般”廃棄物処理業の許可」があるか、料金体系が明確になっているかを確認しましょう。「“産業”廃棄物処理業」の許可や「古物商」の許可では、家庭廃棄物の回収はできません。

複数の不用品回収業者に一括見積もりできるサービスや、事前に無料で見積もりしてくれる業者を探してみるのがおすすめです。

回収に間に合わない粗大ごみや生活ゴミ処分の仕方

以下の記事では引っ越しの際に出る大量のごみや粗大ごみの処分方法について詳しく解説しています。
引越し時のごみ処理はどうすべき? 処分方法や費用の相場
引っ越しのときに出る粗大ゴミ、7つの処分方法のメリット・デメリット

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リサイクルショップの不用品買取などその他の不用品処分方法

そのほかにも、友人・知人に譲ったり、買取サービスを利用するといった処分方法があります。

友人・知人に引き取ってもらうなら事前に条件の打ち合わせを

友人・知人に引き取ってもらうなら事前に条件の打ち合わせを

まだまだ使えるけれど処分を考えているものは、友人・知人に一声かけてみるのも手です。

お互いの都合を気軽に相談できるのが友人間のメリットですが、あとあとトラブルにならないよう、お金のことや引き渡し方法などはしっかりと決めておきましょう。渡す前にはクリーニングやアイテムが動作するかのチェックを忘れずに。

品目例

捨てる前に見ておこう!買取サービスあれこれ

捨てる前に見ておこう!買取サービスあれこれ

自分にとって不要なものを誰かが有効活用してくれたらうれしいですよね。捨てる前にぜひ検討したいのが、「リサイクルショップ」「買取専門店」「引越し業者」による買取サービスと、「フリマアプリ」での個人売買です。

うまく利用すれば、不用品をお金に替えることができるかもしれません。

品目例

以下の記事では、それぞれのサービスのメリット・デメリット、買取で高額査定を出すポイントを紹介しています。

引越しするなら不用品買取サービスを活用 いらないものを賢く現金化

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まとめ

代表的な不用品処分の方法と品目例

不用品といってもその内容はさまざまですから、それぞれに合った方法で処分しなくてはなりません。

まずは「どんな処分方法があるのか」「どんな不用品が対象なのか」を把握し、処分するものを仕分けていきましょう。以下に、代表的な処分方法と品目例を表にまとめました。

代表的な処分方法と品目例

引越し前に不用品を処分することは「引越し費用の節約」「荷ほどきする物が減る」「いらないものがなく新居がすっきり」などメリットがいっぱい。いらないものリストをつくってみて、どの処分方法で整理するか振り分けてみてくださいね。

整理収納アドバイザー 小林朗子
整理収納アドバイザーとしてコンサルティングやセミナーを行う他、各種媒体で執筆活動も行う。高齢期における「整理収納・モノ」研究にて武庫川女子大学大学院 修士取得。coordination-いろんなことをコーディネート- 代表。整理収納アドバイザー1級、整理収納コンサルタント、宅地建物取引士


イラスト/いぢちひろゆき


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