引越ししたときの盛り塩の置き方
最終更新日 2016年02月02日
新居へ引越すとき、「お清めがされた状態で入居したい」と思う人は多いのではないでしょうか。特に、賃貸や中古住宅の場合は以前に住んでいた人の邪気を払い、気分的にもクリーンな状態にしてから住み始めたいものです。そのようなときに取り入れてみたい方法が「盛り塩」。気になる方はぜひチェックしてみてください。
盛り塩にはどんな意味があるの?
「盛り塩」とは小皿の上などで三角すいになるよう塩を盛り、部屋の片隅や玄関先に置く風習のことです。神棚に盛り塩をお供えしたり、お葬式のあとに塩で体を清める習慣があったりと、神事や仏事において塩は「清浄」の意味で用いられてきました。一方で、もともとは中国の故事に由来しているという説もあり、この場合は邪気を払うだけでなく、良い出会いに恵まれるという願いも含まれています。そのため、入り口に盛り塩をして、お客さんを招いているお店があるのです。引越しのときは気持ちよく新生活が始められるよう、厄除けや魔除けの意味で盛り塩を行います。
盛り塩の盛り方、置き方のポイント!
お清め用の塩として神社で祈祷(きとう)された専用のものも販売されていますが、基本的にはどのような塩でも使えます。粗塩のほうが盛りやすく、しっかり形がつくれるように霧吹きなどで少し湿らせると良いでしょう。この際、清酒をふりかけるとパワーアップするという説もあります。盛り塩を設置するのは、白い無地の小皿が良いでしょう。100円ショップなどで売られているもので大丈夫です。手できれいに形づくるのは難しいので、市販されている専用の型や円すい状につくった型紙を使って押し固めましょう。完成した盛り塩は邪気を払いたい場所や、運気を上げたいところに置きます。
引越し後の盛り塩はどこに置けば良い?
引越しのときに盛り塩の効果を期待するなら、家の玄関など入り口に置くのが一般的です。具体的には邪気を払い、良縁を招き入れることを祈って玄関の両サイドに置くと良いでしょう。マンションなどで人目が気になるときは、玄関の中でも構いません。玄関の飾り棚に置いて、インテリアとしても楽しんで良いでしょう。あとは寝室や子ども部屋など、清めたいと思う場所があれば自由に置きましょう。部屋の場合は四隅に置くと全体が浄化され、パワーが上がると考えられています。またキッチンの片隅など、自分が気になる場所に置けば気持ちが休まるという方もいますので、実践してみると良いでしょう。
盛り塩に使った塩はどうする?
盛り塩の交換頻度に特別な決まりはなく、月に1~2回と決めて定期的に交換している人や、塩に変色やホコリの付着が見られたら新しくしている人などさまざまです。盛り塩に使った塩は再利用せず、水に流すのが良いとされています。これは、塩が吸収した邪気を流してしまうという考え方からです。そのため、ゴミとして廃棄する場合でもゴミ箱の中に長く放置しないことが前提となります。盛り塩は迷信であるという人もいますが、信じるか、信じないかは個人の自由です。新しい生活をまっさらな状態で始めたいと願うのは誰しもある感情なので、その願いを形にする一つの方法として覚えておくと良いでしょう。
掲載: 2015年12月2日 写真: pixta
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