引っ越し後の不要なダンボールは燃えるゴミで回収されない?捨て方を解説|引越し見積もり・比較【SUUMO】

引っ越し後の不要なダンボールは燃えるゴミで回収されない?捨て方を解説


最終更新日  2024年09月27日

引っ越し後にいらない大量のダンボール! どうやって処分する?回収してもらう方法は?

新居に荷物を運び入れると引越しもいよいよ後半戦。荷ほどきと不要になったダンボールの
処分ができれば部屋が格段にスッキリし、初めて引越しが完了した実感が出てくるんですよね。

引越しに必要になるダンボールの数は、おおむね「1人当たり20箱」と言われています。もちろん個人差があるので人によってその数は前後しますが、ある程度の目安がこの数字のようです。

「日常生活で再利用するかもしれない」と何枚かキープしておく人もいらっしゃるかと思いますが、「全部残しておく」という人はなかなか少ないと思います。
そこでダンボールを処分する必要が出てくるわけですが、どのように処分するのがいいのでしょうか。いくつかの方法と、そのメリットについてご紹介していきたいと思います。

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ダンボールは燃えるゴミで回収されない!ただし例外もある

ダンボールは紙製なので燃えるゴミとして認識されるケースもありますが、基本的に資源ごみとして処分しなければいけません。ただし汚れているダンボールは、例外的に燃えるゴミとして出すことが可能です。

燃えるゴミとして出す場合、自治体指定の燃えるごみ専用袋を用いて小さく刻んで出します。ダンボール回収は自治体にもよりますが1週間から2週間に一度、資源ごみとして回収してくれます。

どうしても燃えるゴミとしてダンボールを出したい場合は、手で小さくちぎって袋にうまく収めるか、水で濡らして小さく手でつぶした後に袋に収めると良いでしょう。
ただし実際のところ引越しで使用した大量のダンボールをちぎって袋にまとめるのは、時間と労力がかかるためおすすめできません。

そこでここからは、おすすめのダンボールの捨て方を説明します。

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依頼した引っ越し業者に後日ダンボールを回収してもらう

引越し業者によっては、ダンボールの引き取りサービスを行っているところがあります。荷ほどきが完了し、ダンボールが全部空っぽになったら引越し業者に連絡すると、翌日以降に新居まで引き取りに来てくれます。料金は基本的に無料としているところが多いようです。

こうしたサービスは多くの引越し業者が行っています。念のため、依頼する引越し業者がダンボール回収のサービスを行っているか、またその内容や条件について確認するといいでしょう。

この方法のメリットは、電話1本でダンボールが処分できてしまうところ。費用がかからないのも利用者にとってはうれしいですよね。

引越ししたばかりだと、新住所のある自治体のゴミ出し方法に慣れておらず、「ダンボールって、何曜に、どうやって捨てればいいんだろう?」と戸惑ってしまいがち。しかし引越し業者に引き取ってもらうのであればその心配はありません。電話するだけという、最小限の手間で済みます。

ダンボールの引き取りに関する細かいルールは引越し業者によって違うと思いますが、アート引越センターの場合では、「引越してから3カ月以内ならば、1回無料」で引き取ってもらえるそうです。また、それらの条件にあてはまらない場合は有料になるケースもあるようですので確認が必要。いずれにしても、早めに荷ほどきをしてしまい、無料期間のうちにまとめて引き取ってもらうのがよさそうですね。

引越し業者に依頼して引越ししたのであれば、こうしたダンボールの引き取りはサービスの一環として行われています。せっかくですので利用してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、引越し業者によっては原則として自社のダンボールしか回収を受け付けない場合もあるようです。利用の際は事前に確認するようにしましょう。

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古紙回収業者・不用品回収業者にダンボールを引き取ってもらう

余ったダンボールを古紙回収業者や不用品回収業者に引き取ってもらうということもできます。

彼らに引き取ってもらうにもいくつかの方法があります。

まずは、町内を巡回している回収車に渡してしまう方法です。ただしこれはいつ回収車が近くに来るのかがわからないため、「早く処分したい!」という人にはあまり向いていないかもしれません。

次に、引越し業者の指定する場所や「リサイクルセンター」にダンボールを持ち込む方法です。これは自分のタイミングで処理できるところがメリットですが、大量のダンボールを運ばなくてはならない手間が発生します。

そして、民間の不用品回収業者に電話などで回収依頼をかけて引き取りに来てもらうという方法もあります。自宅の玄関先まで来てくれる回収業者もあるようです。

それぞれの回収費用はどのくらい?

これらの方法の費用がどれくらいかかるかについてですが、実は一概にどうなるか、というのを紹介するのは難しく、いくつかのパターンが考えられます。

利用者にとって望ましいのは、ダンボールを無料で引き取ってもらうパターンです。これなら特に出費もなく、安心して処分することができます。
また、利用者がいくらかお金を払って処分するケースも考えられますが、逆にダンボールを買い取ってもらえる可能性もあります。

今ではほぼ見かけることはありませんが、一昔前は新聞紙・古雑誌などを回収する車が町内を巡回していて、そこに古紙を持ち込むと量に応じてトイレットペーパーなどをもらえるといったことが行われていました。「あれくらいの利益を期待してもいいのでは……」と思う方もいるかもしれません。
もちろんダンボールの買い取りをしてくれる引越し業者もありますが、「ダンボールが売れる」といっても、その対象のほとんどは店舗や工場などで出る大量のダンボール。一般の引越しで発生したダンボールを買い取ってもらう場合も、利益が出ると考えずに、「無料で処分できた」くらいの心構えがよいかもしれません。

このように、古紙回収業者・不用品回収業者を使用した引き取りのパターンには、「無料」、「買取」、「有料」の3つが想定されます。どのパターンになるかは、「どの回収業者を選ぶか?」「ダンボールの量は?」「ダンボールの状態は?(著しく汚れていないかなど)」によって変わってくるのです。

古紙回収業者・不用品回収業者に引き取ってもらうのであれば、まずは回収業者選びが肝要です。


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自治体のルールに従ってゴミの日に出す

最後に、ダンボールをゴミの日に出す場合の方法と注意点です。

ダンボールは、多くの自治体で「資源ごみ」として扱われています。先述したように、基本的には「燃やすごみ」では回収されないので注意しましょう。

資源ごみの日やダンボールを捨てる際のルールは自治体によって違いますので確認が必要です。まず回収される曜日を確認し、「ひもで縛る」や「雨の日は出さないこと」といった注意事項を守りましょう。

また、引越しで出た大量のダンボールを指定の日に一気に捨てても、全てを回収してくれない可能性があります。回収に来た業者としては、その回収場所にいきなりそんなたくさんのダンボールが出るなどということは想定外であり、全てを積みきれないかもしれないからです。

ですので、ゴミ捨て場に大量のダンボールを出すのであれば事前に自治体や回収の事業所に連絡を入れ、「〇月〇日に引越し後のダンボールを捨てる予定なのですが」と相談するようにしましょう。あるいは何回かに分けて少量ずつ捨てていく、というやり方もあります。

ゴミの日にダンボールを捨てるメリットとしては無料であることと、捨てるタイミングを自分で調整できる点です。ただし、“捨てる際のルール”はしっかり守る必要があります。

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ダンボールを処分する際の注意点 

実際にダンボールを処分する際には、どのような点に気をつけたら良いのでしょうか。
注意したいポイントを2つピックアップしました。ダンボールを処分する際に参考にしてみてください。

住所や名前など個人情報がわかるものは取り除いておく

引越しセンターから支給されたダンボールであれば、住所や名前など個人情報が特定されるものが付いていることはありませんが、ダンボールを自分で用意する場合に注意が必要です。

例えば、Amazonや楽天市場などのインターネット通販で送られてくる荷物には、個人情報が記載された伝票や宛名のラベルが貼られていることがあります。住所氏名のみならず、何を注文したのかまでわかるケースも考えられます。

こうしたダンボールを引越しで使用した場合は、捨てる前に伝票や宛名ラベルを剥がす、該当箇所を油性マジックで塗りつぶすなど適切な対策を行いましょう。

自治体によりますが、一般的にはビニールで保護された宛名ラベルは燃えるごみとして捨てられるケースがほとんどです。

思わぬ個人情報漏えいを防ぐためにも、宛名ラベルの管理はしっかりしておきたいところです。


電化製品の専用ダンボール(箱)は置いておいた方が便利な場合も

電化製品を購入する際に入っている専用の箱(ダンボール)は、特に必要なければ捨ててしまっても問題ありません。しかし、将来的に再び引越しをする可能性がある場合や、電化製品を売却する予定がある場合は、緩衝材とともに捨てずにとっておいた方が良い場合もあります。

電化製品、特にテレビや電子レンジなどの精密機器の場合は衝撃に弱いため、なるべく揺れ等が生じないようにフィットするサイズの箱で梱包することが大切です。購入時の専用箱や緩衝材は商品にピタッとフィットするようにつくられているため、精密機器の場合は特に安心して運べます。


回収しやすいように紐で縛る

多くの自治体ではダンボールを資源ごみとして出す際に、効率的な回収のために紐などで縛るよう指定されています。

紐で縛らずにそのまま出してしまうと、風で飛散してしまい公衆衛生上の問題があります。
ダンボールを縛る紐は、自治体の指定がない場合、後々の分別を考慮して紙紐を使うのがベストです。ビニール紐などでまとめてしまうと、回収後に業者が分別しなければならなくなり手間をかけてしまいます。

まとめ方は紐を十字にかける方法と2つの紐で平行に結ぶ方法があります。どちらの方法でも問題ありませんが、ほどけないようしっかりまとめましょう。せっかく紐でまとめたのに、バラバラになってしまうと意味がありません。


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自分に合った方法で、きちんと処分しよう

引越しの荷ほどき後に残る大量のダンボール。部屋のスペースを占拠することも多く悩みのタネになりがちですが、多くの業者ではダンボールを回収してくれることがほとんどです。
まずは業者に回収してもらうことを優先し、できるだけ早めに荷ほどきを進めてしまうのがよいでしょう。

それでもどうしても片づけきれなかったものは民間の回収業者を利用したり、資源ごみとして自治体に回収してもらうのがよさそうです。いずれにせよ、引越しにともなうごみは頻繁なものではありません。きちんとルールを確認し、トラブルのないように処分したいですね。

画像:PIXTA

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