これから一人暮らしをはじめる人へ!「一人暮らし経験者」の先輩からアドバイス
最終更新日 2017年02月15日
ずっと実家で暮らしていると、一人暮らしは憧れですよね。
「どの街で暮らそう」「どんなイメージの部屋にしよう」と想像するだけで思わずワクワクしてくるはず。親に干渉されることなく、好きなように暮らせるということも、一人暮らしのメリットです。
でも、実際は楽しいことばかりではありません。
今回は、一人暮らし経験者に、一人暮らしをしてよかったことや大変だったことをアンケート。
さらに、これから一人暮らしをする人に向けたアドバイスもいただきました!
干渉されない自由を満喫。その一方、寂しさも
初めて一人暮らしをしたときに感じた、『実家を出てよかったと思った瞬間』『実家に帰りたいと思った瞬間』をそれぞれ聞きました。
最も多かったのが「自由になった」という言葉。やはり、「親元を離れて一人で暮らすこと=自由」と考える人が多そうです。
■一人暮らしの自由を感じるとき
・「門限なし」(37歳/女性)
・「夜中まで友達と遊べたとき」(31歳/女性)
・「監視されない。門限がない」(40歳/女性)
やはり、門限がなく、堂々と夜遊びできるのが一番自由を感じる瞬間のようですね。
また、男性からは、こんな意見も聞かれました。
・「彼女を部屋に呼んだとき」(43歳/男性)
確かに、実家に彼女を呼ぶと、親やきょうだいの目が気になって気まずい思いをすることがあるかもしれませんし、家へ遊びにくる彼女も、気にしてしまいそうですよね。
堂々と彼女を部屋に呼べるという点で、一人暮らしのメリットを感じる男性が多そうです。
それから、特に女性からはこんな意見も聞かれました。
・「お風呂の時間を気にしなくていい」(29歳/女性)
お風呂が大好きで、「半身浴が趣味です」という女性の場合、実家住まいでは、お風呂に長く入ると家族からブーイングがあがりそうです。
その点一人暮らしなら、好きなだけお風呂に入ることができるので、自由を満喫することができそうですね。
そのほかにも、「実家を出てよかったと思うこと」では、次のような意見が聞かれました。
・「邪魔されずにテレビが見れる」(42歳/男性)
・「自分の好きなペースで生活できるようになった」(38歳/女性)
・「部屋のコーディネートを自由にできたこと」(25歳/女性)
・「自分のセンスで買い物ができる」(41歳/女性)
・「自分で料理ができる」(44歳/男性)
続いて、「実家に帰りたいと思った瞬間」を聞いてみたところ、一番目立ったのが、「寂しい」という答えでした。
■実家に帰りたいと思った瞬間
・「お母さんの手料理が食べたくなったとき」(25歳/女性)
・「人恋しくなったとき」(44歳/男性)
・「ふとした瞬間に孤独を感じたとき」(38歳/男性)
・「ワイワイが懐かしく感じたとき」(31歳/女性)
特に、大家族で育った人は、家に帰ったときに誰もいないと、余計に寂しさを感じるかもしれません。
なかでも、最も寂しさを感じるのは、病気をしたときや、体調を崩したときだそう。
・「病気のとき、つらい」(32歳/女性)
・「風邪で寝込んだとき」(29歳/男性)
実家にいれば、おかゆなど体にやさしいものを用意してもらえるでしょうし、体調が悪いことも気にかけてもらえます。
具合が悪くなり、心も体も元気でなくなったときに、一人暮らしの孤独感が増すようですね。
また、毎日食事の準備をするのが面倒になったときも、母親のありがたみを感じる人が多いようです。
・「食事をつくるのがめんどくさいとき」(33歳/女性)
・「仕事で帰りが遅くなったときに、ごはんがないとき」(36歳/男性)
・「栄養不足になったとき」(34歳/男性)
実家にいるときは、何気なく食べていた母親の料理が、栄養バランスが考えられ、愛情を込めてつくられていたということに気づいたとき、ふと、「実家に帰りたいなあ」と思うのかもしれませんね。
コメントにはお父さんよりもお母さんへの思いが目立ち、「母に会いたくなった」(34歳/女性)という声も。料理をつくってくれるというだけでなく、家庭における母の存在は偉大なようです。
そのほかには、こんな声も寄せられました。
・「家の中が散らかった」(43歳/男性)
・「洗濯物がたまった」(33歳/男性)
・「お金がない」(42歳/男性)
・「冬寒いとき。暖房をつけたくても光熱費が高くなるので、つけたくなかった」(32歳/女性)
特に、アルバイトと学業を頑張っていた人は、「授業が忙しくなりバイトがなかなかできなくなって、金銭的に厳しくなったとき」(41歳)という悩みを抱えるケースが多いようです。
授業もバイトもおろそかにできないうえに、毎日の生活がカツカツになってしまうと、実家にいたときの快適な暮らしが恋しくなりそうです。
ただ、このように「実家に帰りたい」と思う瞬間があっても、一人暮らしを続けている人がほとんどなので、それだけ、一人暮らしには何ものにも代えがたい魅力があるのだといえそうです。
一人暮らし、大事なのは自己責任の意識
続いて、これから一人暮らしを始める人へおくるアドバイスをいただきました。
経験者のコトバは参考になるはずですよ!
特に多かったのが、「何事も自己責任であることを、しっかり意識してください」という言葉です。
■これから一人暮らしをする人へ~経験者からのアドバイス~
・「楽しいけれど、寂しい。親のありがたみをしっかりとかみしめてください。自由の喜びとともに責任感をもつことをお勧めします」(36歳/男性)
・「一人の生活、全て自分の責任になるという意識をもつこと」(26歳/男性)
・「よく考えてから行動すること」(34歳/女性)
また、「時間とお金の管理は大事」(40歳/女性)という声も。
生活習慣をしっかり管理することも、家賃や税金などを滞納しないということも、自立した大人の最低条件。そのあたりをしっかり自己管理して、すべて自分の責任においてこなしていく意識が、一人暮らしには欠かせないようです。
金銭面については、「家賃がいくらかはもちろん、光熱費や通信費など出費を算出して、収入に見合う生活ができるかどうかを考えたうえで一人暮らしを満喫してほしいです」(41歳/男性)という現実的な意見が聞かれました。
収入に見合わないほど高い家賃の物件を借りてしまうと、そのしわ寄せは必ずどこかに表れます。
生活の質を下げないためにも、自分の収入にしっかり合った物件を探し、過度に華美になりすぎない生活をするなど、普段からの心がけも大切になりそうですね。
また、一人暮らしの準備は予想以上にお金がかかるという観点から、次のようなアドバイスもいただきました。
・「引っ越し前にあれもこれもと家具や調理器具をそろえないで、まずは最低限のものを用意する。生活していく中で必要なものを買い足していくこと」(29歳/女性)
・「余計な食器や料理道具は最初からもたず、必要になったときに買ったほうがいい」(42歳/男性)
初めての一人暮らしだと、張り切って、あれもこれもと、不要なものまでそろえてしまいがち。でも、実際には全然使い道がなかったり、宝の持ち腐れになってしまったりすることもあります。
アドバイスのとおり、まずは最低限の道具だけそろえ、必要に応じて買い足したほうがよさそうです。
さまざまなアドバイスをいただきましたが、「一人暮らしは絶対、将来の役に立つ。やったほうがいい」という意見が大多数。そして、「たまには実家へ帰って元気な顔を見せてあげてほしい」(44歳/女性)という声もありました。
実家を離れて寂しいのは、家族も一緒。時には実家に顔を出して、元気で一人暮らしを頑張っている様子を見せて、安心させてあげたいですね。
●[引っ越しに関するアンケート]より
・調査期間:2016年12月2日(金)~2016年12月3日(土)
・調査方法:インターネット調査
・対象:20代~40代、男女
・有効回答数:223
掲載:2017年1月4日
写真:PIXTA
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