実家暮らしの社会人がひとり暮らしを始めるべきタイミング
公開日 2016年10月04日
勤務先が実家から近い人は、なかなかひとり暮らしをするタイミングがないもの。実家ならば家賃をはじめとした生活費も抑えられますし、家族がそばにいると安心しますよね。それでもひとり暮らしを始めたみなさんは、どんなタイミングで家を出たのでしょうか。実際に聞いてみました。
ひとり暮らしでかかる家賃の相場
家賃を理由にひとり暮らしに踏み切れない人は多いものです。それでは、実際にひとり暮らしを始めるとなると、どれくらいの家賃がかかるのでしょうか。
リクルート住まいカンパニーが発表した「2015年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査 (首都圏版)」では、ひとり暮らしの入居物件の家賃平均は6万6658円という結果が出ています。割合で見てみると、5~7万円未満の家賃だという人が41.8%で1位、7~10万円未満が29.6%で2位となりました。
ちなみに、社会人全体の平均家賃は6万8754円。男女別に見ると、社会人の男性の平均が6万7695円、女性で7万234円という結果に。女性のほうが約2500円高いのは、セキュリティや独立洗面台などの設備によりこだわるからかもしれません。
もちろん男女差だけでなく、年収によっても家賃に回せる額は変わってくるでしょうし、住みたいエリアでも予算感は異なるもの。ただ、「ある程度貯金ができたら引越そう」と考えている人は、ひとつの目安になりそうです。
引越しを決意したタイミングは?
平均的な相場の物件に住んだ場合でも、毎月の出費はばかにならないもの。実家にいたら家賃はかからないでしょうから、お金のことを考えただけでやはりひとり暮らしをためらってしまいそうです。しかし、それでもひとり暮らしをしようと思うのはどんなタイミングなのでしょうか。
「地元の横浜から都内の職場まで、だいたい1時間弱かかる。すごく遠いわけではなかったから、ずっと実家から通っていた。ただ、年々体力的にしんどくなってきたので実家を出ることを決意。今は会社まで歩いていける距離に住んでいるので、かなりラクになった」(28歳/女性)
「親もいい年齢になってきて、いつまでも実家にいて甘えていちゃだめだと思ったから。自分が自立したほうが親にとってもうれしいはず。そろそろしっかりしなければと思って、去年からひとり暮らしを始めた」(29歳/男性)
「実家にいると婚期を逃す、と男友達に脅されたからひとり暮らしを始めた。別にひとりで暮らしているからといって彼氏ができるわけではないけど(笑)、今までやらなかった家事が少しずつできるようになったのでよかった」(28歳/女性)
「結婚したら結婚相手と住むことになるはず。独身時代にずっと実家にいたら、一生ひとり暮らしすることはないと思う。そこで結婚前にひとり暮らしをしようと決意した。今のところ結婚の予定はないが(笑)、独身生活を満喫している」(27歳/男性)
恋愛が関係している声が多いのは、結婚を視野に入れていることが理由にあるようです。そのほか、通勤時間や自立できるといった指摘もありました。より会社に近い場所に住むこともできますし、「親に何かあったらすぐ帰れるし、実家と同じ最寄駅に住んでいる」(26歳/女性)というのもいいかもしれません。
実家暮らしは家賃だけでなく、家事などのサポートをしてもらえるメリットもあるでしょう。しかし、ずっと実家にいたら分からないこともあるもの。ひとり暮らしをして「家族へのありがたみをあらためて感じるようになった」(29歳/女性)という声もあるので、一概に数字的なメリットだけを見て実家暮らしを選択しないほうがいいかもしれません。
また、実家を出なければいけないリミットも決まっていないので、自分が納得いくまで物件を探すこともできます。ひとり暮らしを考えている実家暮らしのみなさんは、少しずつ検討してみてはいかがでしょうか。
写真:PIXTA
掲載: 2016年10月4日
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