引越しのときに役立つ、段ボールの底が抜けないようにするコツ!
公開日 2016年09月08日
梱包した段ボールを両手で持った拍子に底が抜けて、中身が勢いよくドサドサと落ちてしまった……。みなさんそんな経験が一度はあるのでは?
引越しのときにこのようなことが起きたら、作業が中断するだけでなく、大切な荷物が破損・紛失してしまう可能性があるため、できるだけ避けたいもの。そこで、段ボールの底を抜けないようにするコツや、梱包のときの工夫をご紹介します。
ガムテープの貼り方で強度を上げる
引越しの段ボールは、必ずガムテープを使って閉じていきます。
段ボールの底を互い違いに組み合わせてガムテープを使わずに済ませるのは、底が抜けてしまうので絶対にNGです。
まず、段ボールの短辺のハネを折り曲げ、その上に長辺のハネを折り曲げて隙間なくきれいに綴じ、綴じ目に沿ってガムテープを貼ります。このとき、十字になるように、中央にもう一本ガムテープを貼るのがポイント。これによって段ボールの強度が格段に上がります。
引越しの荷物はすべてこの「十字貼り」が基本。さらに強度を上げたい場合は、クロスした部分の中央に合わせ、「米」になるようにあと2本ガムテープを追加すればOK。大切なパソコンや周辺機器などを入れた段ボールはこのようにすればさらに安心ですが、通常の荷物は十字貼りで十分です。
底が抜けるような重さにしない
当然ですが、段ボールが重くなれば、底が抜けるリスクも高くなります。段ボールの底が抜けないように、荷物の詰め方にも気をつけたいポイントがあります。
まず、本やCDなどの重いものは小さい段ボールに、衣類などの軽いものは大きい段ボールに梱包しましょう。また、一つの段ボールだけが重くなりすぎたり、段ボールの左右片側だけが極端に重くなったりすることも避けます。例えば、本を入れた段ボールの上半分は布製品にする、食器類を入れた段ボールの上半分には軽めのキッチン用品を入れるなどして、重さのバランスをとるようにしましょう。
一つの段ボールにぎゅうぎゅうに詰めたり、段ボールでなく紙袋などに入れたりするのも厳禁。段ボールが破損したり、引越し中に荷物が紛失したりする可能性が高くなります。
ガムテープの種類を変えて強度を上げる
引越し業者に依頼する場合は段ボールと一緒にガムテープをもらえることもありますが、自分で準備する場合は、ガムテープの種類を工夫することで、段ボールの強度を上げることができます。
通常のガムテープは「クラフトテープ」と呼ばれる紙でできたものですが、それに比べて「布テープ」は強度も粘着度も高いため、段ボールの強度が上がります。
ただし、布テープは強度が高い一方、クラフトテープよりも値段が高く、粘着度が強すぎて剥がしにくいというデメリットも。
クラフトテープは強度は低めですが、安価で、手でカンタンに切れるので使いやすいという利点もあります。引越しではガムテープをたくさん使うので、基本的にはクラフトテープを使い、強度を上げたいときにだけ布テープを使う、という具合に使い分けるのがおすすめです。
以上のように、ほんの小さな工夫で段ボールの底が抜けるようなトラブルを避け、また効率的に引越し作業をすることができます。引越しのときにはぜひ実践してみてください。
写真:PIXTA
掲載: 2016年9月8日
引越し対応エリアから探す
現住所(現在の住居)の都道府県をクリックしてください。
SUUMO引越し見積もりでは、各都道府県の住みたい街ランキングを確認できます。
いま住んでいる街や住みたい街の情報をチェックして、引越しに役立てよう!
北海道・東北 | |
---|---|
関東 | |
北陸・甲信越 | |
中部 | |
関西 | |
中国 | |
四国 | |
九州・沖縄 |